高校生の皆さん  -工学部長からのメッセージ-


学部長  進士 正人

  海外、特に東南アジアを旅行した方は「Made in Japan」に対する現地の人たちの信頼感の高さを実感されることも多いと思います。まずは「センスがよい」、そして「故障しないで長持ちする」、「欧米の同等品よりも安い」と言われます。

  このものづくりスピリットは、長い年月にわたり製品を愛し創意や工夫により、少しでもよりよいものを作りたいという日本人特有の精神がはぐくんだ賜物と思います。しかしこれからは、これまで以上に海外で受け入れられやすい製品や技術の開発が望まれる時代を迎えます。当然、海外の顧客ニーズを的確に捉え製品に反映するには、相手とのきめ細やかなコミュニケーション能力が必要です。

  その要求に的確に答えることができる技術者を育成するため、山口大学工学部では平成24年度から、21世紀の成長核である東南アジア、東アジアで活躍できる技術者を育てる教育プログラムを開始しました。その詳しい内容は、このホームページでご覧いただくことができます。これまで、インドネシア、タイやイギリスへ100人を超える先輩が自分自身をグローバル化し、自らの将来を切り開くための海外研修に旅立ちました。皆さんも、山口大学工学部で学び、世界で活躍できる技術者を目指しませんか!

山口大学工学部のグローバル技術者育成

  最近、産業界のグローバル化や企業の海外進出が急速に進んでいます。本学の工学部や大学院を卒業・修了した後、日本の企業に就職した学生さんたちは、海外で勤務をしたり、海外に頻繁に出張して仕事をすることが増えてきました。若い技術者がグローバルな舞台で大活躍することによって産業界が盛り上がり、活力のある日本が再生することに強い期待が寄せられています。こうした状況の中、山口大学工学部では、文部科学省の支援を得て、将来ビジネスや産業上で大きな発展の見込まれる、東南アジアや東アジア地域で活躍できる技術者を育成するプロジェクトをいち早く始動しました。

能力能力を育成する教育
1.専門分野の基礎的知
   識と技能
工学部各学科の専門教育により習得。海外協定校への単位互換留学の中で,専門技術の国際的な重要性を認識。
2.問題発見・解決能力 「ものづくり創成実習」の中でチームを組み,自ら問題を発見し,解決し,プレゼンテーションを実施することによって体得。
3.コミュニケーション
   能力
4.チームワーク力
5.語学力 強化された語学教育を通して体得。
6.国際的視点 「国際化アクティブ・ラーニング」を通して,「国際的に働く意義」を理解し,自己研鑽を行うモチベーションを高める。
7.自己研鑽
8.日本人・山口大学生
   としての自覚と誇り
明治維新発祥の地にある大学として開講する「山口と世界」を通して、日本人および山口大学生としての自覚と誇りを身につける。

  グローバル人材に必要な能力は8つに整理できるとされています。 本学では、これを本学の教育目標や特色に照らしながら、上記の表のように具体化して教育を行います。
  学部1年生の段階では「語学力」や「日本人および山口大学生としての自覚と誇り(アイデンティティー)」の強化を中心とし、2年生以降には専門分野の教育が加わります。また、2年生以降に短期の留学を実施することによって、国際的視点の涵養や語学力の向上を図ります。
  大学院では「モノづくり創成実習」等で海外大学生と共同でプロジェクトを実施することにより、前述の8つの能力を総合的に高めます。
  これらの教育によって、学部卒業時点では、異文化を理解し、海外で働く自覚を持つ人材を、大学院修了時点では、国際技術者としての基礎力と海外企業で働く自信を持つ人材を輩出します。
 ※「グローバル人材育成推進会議中間まとめ  経済産業省」